2大トラブル!「バンド送り不良」と「バンド溶着不良」
PPバンドのほとんどのトラブルは、「バンド送り不良」と「バンド溶着不良」です。 その原因は「バンド」、「梱包機」、そして、操作方法などを含めた「作業環境」全般です。 その中でバンド側でできる改善は、送りのいい「強靭なバンド」と「バンドが軽い」ことです。
メーカーによる差はほとんどない
同じグレードであれば 実際のところ品質にほとんど差はありません。どのメーカーがよい、あるいは日本製がよい、輸入品はダメだということは、PPバンドに関してはほとんどありません。
グレードによる差はある
バージン材(新生材)か 安い再生材を使っているかは、やはり品質に影響を与えます。また、特殊な用途に作られたものは、それ見合う高い品質を持ちます。もちろん、価格は高くなります。
バージン材は再生材にやはり勝る
リサイクル樹脂(再生樹脂)はバージン樹脂に比べてやはり弱いです。グレードの低い安価品には、再生樹脂を混ぜたタイプが使われることがあります。バージン材と再生材の一般的な見分け方は、バージン材にはツヤがあり、感触が柔らかいのが特徴です。それに対して再生材は、くすんだ色が多く、触るとゴワゴワした感じがします。くすみが問題になる場合には、黒い着色がされます。
取り扱いにより、差はやはり出てくる。
PPバンドに水や油を付けるとつくとトラブルの原因になります。また、取扱者のバンド交換などの 装填の微妙な違いが、トラブルにつながります。
運搬や保管状況でも違いはでる
1年以上の在庫は、常識的に品質を落とします。また、直射日光に当たる場所で保管したり、極端な温度によってトラブルを起こすことがります。
引張強度は大いほどよい。
これはPPバンドに力を加えた場合、どのぐらいの力ででちぎれるかあらわした数値です。この値が大きいほど大きな力に耐えられます。
破断伸度は小さいほどよい
上記のように力を加えていき、ちぎれた時の伸びた割合です。この値は小さいほど伸びにくいと言えます。
最近の流れはゴミ減量・環境対策
自然にやさしいということを合言葉に、環境に配慮した製品が増えています。これは時代要請であり、価格との折り合いがつけば積極的に取り入れるべきです。しかし、一般的にかなり割高になるところが難点です。けれど厳しく選択していけば、環境配慮型でありながら、コストが上がらない製品があります。